株式会社アシッドハウスの芦田哲也です。
キリンホールディングスは4月21日、飲酒・アルハラに関する調査結果を発表した。コロナ収束後に復活させたい飲み会について聞いたところ、「花見」「忘年会」「誕生日会」が上位を占めた。一方、ないままでもいいと思う飲み会の1位は「取引先との接待」(64.8%)だった。以下、「会社の定期飲み会」(61.9%)、「新年会」(49.5%)と続いた。仕事関連の飲み会を避けたい人が多い傾向にあると同社は言う。コロナ収束後の飲み会に対する不安・ストレスでは、接待など「行きたくない飲み会に行かされること」(36.0%)が最も多かった。アルコールハラスメントを懸念する回答も12.1%と1割超にのぼった。調査は月に1回以上飲酒する全国の男女1000人(20〜50代)を対象に、3月から4月にかけて実施した。
この記事を書いているのは、新型コロナウィルスによる3回目の緊急事態宣言が施行されている最中ですが、飲食店の酒類の提供が終日禁止となってしまいました。
飲食店経営への影響を懸念しつつも、「誰かとお酒の席を共にすること」については、これを機に深く考え直し、「不毛な飲み会の撲滅」を強く願いたいと思います。
私自身はお酒は好きだが、飲み会は好きじゃない
私自身の話をしておくと、若い頃から飲みに行く事自体は好きだったので、お酒自体は好きです(肝臓があまり良くないので、飲酒という行為からはどんどんフェードアウトしており、南国やビーチでしか呑みませんが)。
でも仕事の飲み会は正直苦手でした。
理由は簡単で、飲み会の形を借りたお説教、自慢話のヒヤリング、先輩や後輩のヨイショ、体育会系的儀式、出席の有無が会社の人間関係や仕事の進行、出世に影響するなどが好きにはなれなかったからです。
そう考えると、気乗りしない社内行事も同じでしょうね。
今は、一人法人をテレワークでやっているので、本当に気持ちよく話せる人であれば会食をすることはありますが、仕事の飲み会は9.9割は排除している状態です。
オフラインとは本当に楽しいと思えることだけの聖域
2019年は海外デジタルノマド生活をしていて、その後コロナ禍という流れになったり、歳を重ねて肝臓を悪くしたというのというのもあるのですが、プライベートの飲み会や会食に関しても全く同じで、今は9.9割はカットしています。
私はかつてそれなりに長い期間、クラブ(音楽がかかるほう)でDJをやっていたこともあるので、あまり知らない人も含めて多くの人と盃を交わすことは、どちらかというと好きなほうでした。
しかし、今になっていろいろと思い返してみると、楽しい時間もそれなりにある一方で、気を使ったり、ノリがあまり合わない人もいたりと、消耗した時間も多かったです。
実は仕事の飲み会もプライベートの飲み会も、さして変わらないのかもしれません。
そして、こういった経緯と1年以上も長引くコロナ禍で考えて出た結論は、
テレワーク導入の件でも明らかになりましたが、本当にリアルじゃないとできないことはミニマムにすることは全然可能なわけで、「所用レベルのことはオンラインで完結するべき」です。
強制感が急速に無くなる不毛な飲み会から逃げ出そう
これまでに日本人は「生きていく上で空気を読むこと」を強く求められてきました。
その一部であり、有益さのかけらもないのに健康な体、財布、貴重なプライベートの時間に負担を強い、「飲みニケーション」という言い方で存在を正当化されてきた不毛な飲み会がやっとイレギュラーなものになりつつあるわけです。
この流れは全力で歓迎すべきでしょう。
それでももし、会社で飲み会をやるべきみたいな意見が根強くあるなら、「所用レベル」のことなので、オンラインでやればいいわけです。
まあ、私はコロナ以前に「【空気の読めないダメ企業】忘年会なんて行きたくねえよ!昭和じゃあるまいしいつまで続けるの??【百害あって一利なし】」という記事をアップしていますが、コロナによってより一層明確化したということです。
緊急事態宣言が何回続き、本当に終わるのがいつになるのかわからないのですから。
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