株式会社アシッドハウスの芦田 哲也です。
さこのような会社やビジネスは遅かれ早かれ終焉を迎えることは間違いありません。
その理由も含めて、今回は深掘りをしていきたいと思います。
無料でお得に集客できるとは都市伝説である
まずよくありがちなこちらから。これは真実ですね。
例えば、無料集客の代名詞としてSEO(検索エンジン上位表示)やSNSがよく挙げられますが、インターネット人口が少ないという条件、つまりブルーオーシャンであれば有効かもしれません。
しかし、今はテクノロジーの発達によりサービスも商品も増え続け、サイトは桁違いに増え続けています。完全にレッドオーシャンなわけです。
そして、SEOにしてもSNSにしても巨大なプラットフォームの上で成り立っているという前提を忘れてはいけません。巨大なプラットフォームというのは、大体の場合はGAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)ですね。
これらの巨大なプラットフォームの方針は、ある程度開示されているのでそれに沿っていれば、ある程度は大きな影響を受けにくいことは事実です。
しかし、それはあくまでも希望的観測であり、実際の結果は前述のプラットフォームが決定するわけです。不確実なことこの上ないですし、巨大なプラットフォームに依存している状態とも言えるでしょう。
もしSEOやSNSで奇跡的に結果を出すことができた瞬間があったとしても、それを維持することはできるのでしょうか?
条件が変わってきたときに必要なのは、資金とリソースです。無料で今までどおりのやり方で結果を求めるなんて、普通に考えて無理だと思います。
口コミやプレスリリースは?
良さげな感じがしますが、どちらも「恒常性」という要素が決定的に欠けています。
口コミしてくれる人や掲載してくれる媒体にできるだけ多く働きかける必要があり、メインの集客手段にするのは無理ゲーですね。
集客は投資と同じ、分散化して運用するのが王道
とても当たり前の話なんですが、これが事実です。
パフォーマンスが悪いものもあれば、良いものもある。
だから分散投資でリスクヘッジをしつつ、パフォーマンスの良い手段を見つけ、地道に最適化していく王道の方法しかありません。
また、投資なので、リスクを見据えつつ最大限の額を投入する度胸も必要です。
ケチケチして最低金額にとどめたり、無料でできるものばかりを追っかけたところで、結果は出るはずもありません。
集客手段は最低いくつだといいの?
いろいろと手を出すことできないんだけど、最低どれだけ分散化すればいいの?
「3」は安定化のマジックナンバーですね。
集客に成功したらすぐに既存客化し関係を深める
中小企業でよくあるのが「新規集客病」です。
一度集客に成功したら、メールアドレスなどのコンタクト情報を獲得し、メルマガ等でいつでもアプローチできる状態にしてください。
なお、新規集客する際に最初からお金をつかってもらおう(しかもできるだけ多く)と考える方がいますが、それは避けたほうがいいです。
なぜなら、これだけ多くの選択肢がある世の中で、お客はよく知らないあなたに最初からお金をつかおうという気なんてないからです。
最初は無料もしくは小遣いレベルの金額で、お客にとって大きく価値を感じる商品やサービスを提供してください。
すると、「無料なら・・・」ということで、お客はアクションを起こしてくれます。
これで既存客となります。
あとは獲得したコンタクト先に複数回に渡ってアプローチし、良好な関係性を築いてください。
そのような過程を経て、ようやくお客があなたのためにお金をつかう機会がやってくるのです。
実際、今うちのサービスが検索結果で上位表示されていて、そこからお客さんがたくさん来てくれているし、当分このままで行こうと思っています。だから広告はいらないです。