株式会社アシッドハウスの芦田 哲也です。
WEBサイトを持っている中小企業経営者の方からこんな質問を受けることがあります。
今回はこんな疑問にお答えします。
絶対的に正しい時間とかないですよ
こういった回答をすると、質問した人は「納得いかないな〜」という反応をされるのですが、ズレてはいないと思います。
ちなみに、配信時間から時間が経ってしまうと読まれないのは当たり前の話でして、理由はメールボックスは最新のものが一番上に来て、見る時は上からチェックするからですね。
そして、情報過多の時代ですから、そんなに古いところまで遡ることはないので、ずいぶん前に送られた未開封のメールがメールボックスに潜むことなど当たり前のようにあるわけです。
ちゃんとペルソナを明確化していますか?
そもそも「何時頃メールを送ったほうが良いですか?」と考えるのは、ペルソナを明確化していないという証拠ですね。
つまり、ターゲット客があまり関心のないメールでも「まぁちょっと見てみるか」と思えるぐらいの余裕のあるタイミングがいつなのかということです。
たとえば、30代サラリーマンでB2Cビジネスをやっているなら
- 通勤電車に乗っている時間(7-9時頃)
- 昼休みの時間(12-14時頃)
- 帰宅時間(18-20時頃)
このへんになります。
なぜならB2Cのメールは、今はスマホに届くが普通ですし、上記以外の時間は勤務中につきスマホを見られる人が少ない時間帯だからです。
しかし、同じ30代サラリーマンでもB2Bビジネスだと違います。B2Bの場合は、会社のメールアドレスで登録することが多いので、勤務時間に見てもらえるように送るわけです。
なお、B2Bビジネスのサラリーマンの多くは、出社後にメールチェックするルーチンがあるので、朝(8-10時頃)が特に効果的だと考えられます。
反応を上げるのは配信時間だけではない
しかし、前述の話は配信側がターゲット客側にとっては「ただのいち業者のメールが来たという感じ」という認識の場合です。
実はメルマガを使ってブランディングをすることもできまして、日々ターゲット客との関係性を深めることによって、逆にターゲット客側に配信時間を認識してもらうことができます。
この場合は、当然開封率は非常に高いものになります。
その具体的な手順までは今回は詳細に書きませんが、ブログ記事やYouTube動画、ニュースレターを使った施策と同じです。
要は価値あるコンテンツを地道に届け続けるということですね。そこで威力を発揮するのは「ステップメール」です。
もちろん、メルマガと別媒体を組み合わせて提供してもOKですよ。
メルマガってセールスカタログではないですよ
多くの中小企業が商品やサービスを売りつけるがごとく、メルマガをバンバン配信しています。
しかし、実はこれが開封率を下げていることの原因になっていることも疑ったほうがいいと思います。
お客さんの立場に立ってみればわかると思いますが、ほとんどの人はセールスをされるのを好みません。
なぜなら、お客さんの知りたいことは「それによって悩みが解決できるか」であり、欲しいものは商品やサービスではなく、「結果(ベネフィット)」だからです。
お客さんからの信頼を獲得し、結果(ベネフィット)を得られると信じさせられた時、お客さんのほうからあなたの商品やサービスを求めてきます。
開封率は「お客さん」の期待値の現れというのが本質かもしれません。
最後の方は本題からそれましたが、ぜひ参考にされてください。
朝が良いとか、昼が良いとか、夕方がいいとか、諸説あるみたいんだけど、いったいどれが正しいの?