株式会社アシッドハウスの芦田 哲也です。
WEBサイトを持っている中小企業経営者の方からこんな質問を受けることがあります。
今回の記事では、そんな疑問にお答えします。
検索順位チェックツール
無料・有料・多機能・海外産と多数ツールがありますが、オススメなのは、以下の3つです。
- GRC
- RankTracker
- パスカル
この中でどれを選べばよいかですが、最初はGRCでOKです。
RankTrackerはSEO中級者以上向け、パスカルは月4.5万円以上かかるので事業で本格的にSEOに取り組む場合には有効です。
しかし、多機能でとっつきづらいと感じてしまったら使う気が失せるので、GRCから始めて物足りなくなったら、ツールを変えていくという感じでよいかと思います。
どんなキーワードを登録すればよいの?
ツールの話ではないのですが、ここは大事な点です。
適当なキーワードを想像して登録するのではなく、実際に見込客が検索しているキーワードをピックアップすることが大事です。
具体的には、
- GoogleキーワードプランナーやUbersuggestで調査したキーワード
- Google Search Console内の検索アナリティクスで表示されたキーワード
- Googleサジェストや関連キーワードで表示されたキーワード
で、抽出することができます。
Googleキーワードプランナーは最近はGoogle広告を出稿していないと使えないようなので、その場合はUbersuggestを使うと良いかと思います。
ツール上ではそんな感じでキーワードを大方ピックアップできるかと思いますが、加えて見込客と実際に対話をしてその中からキーワードを拾ってくることができれば、なお良いでしょう。
キーワードとは見込客の欲求が集約されたものだからです。
競合を調べるには?
自社のキーワードについてトラッキングできるようになると、競合が気になってくるかと思います。
GRCは3サイトまでなら無料版で利用できますが、競合は2サイトでは収まらないと思いますので、しっかりと分析をするのであれば、有料版を検討しても良いかと思います。
ただし、GRCの有料版は年間ライセンスにランニングコストになりますので、買い切りのRankTrackerと、どっちが使いやすく、上位表示のサポートの力になってくれるのか、比較してみるとよいでしょう。
トラッキングにそこまで力を入れないのも有り
なお、ここまで書いておいて申し訳ないのですが、、、このご時世に従来のSEOに力を入れすぎないというのも有りだと思います。
というのは、SEOは競争が激化しすぎていて順位や競合分析をして、新たに記事を作成したり、リライトしたり、、、と色々と作業が発生するわけですが、時間やコストを考えると広告につぎ込んだほうが早いとも言えるからです。
加えて、現在Googleがコンテンツの評価を動画にかなり寄せてきているというのも、大きな理由です。
According to Forrester Research, you are 53 times more likely to appear on Google page one if you have a video on your website.
「記事の中に動画があれば、1ページ目の検索結果に表示される可能性がないものよりも53倍高い」How To Make It 53 Times More Likely You’re On Google Page One(Video, SEO & You)
つまり、動画を記事に突っ込むことを優先して検索結果が上がるのを期待し、うまくいかないところは広告でカバーするという方が事業成長という目的を果たす可能性が高いということです。
中小企業はリソースや資金が潤沢にあるわけではありません。
オウンドメディアに注力をするのはとても良いことですが、SEOに過度な作業や期待を振らず、動画のアップロードと広告にフォーカスすることを検討されたほうがよろしいかと思います。
このサイトでも、今後はブログと同じ内容の動画コンテンツを作成し、すべての記事の頭にYouTubeプレイヤーを埋め込む形に修正して行く予定です。