株式会社アシッドハウスの芦田 哲也です。
WEBサイトをこれから開設したいという中小企業経営者の方からこんな質問を受けることがあります。

今回の記事ではそういった疑問にお答えします。
選ぶ基準は利用者数と評判の良さ
結論はこのとおりです。
中小企業でこれからWEBサイトを立ち上げる場合は、オープンから大量のアクセスがあるわけではありません。
なので単純に、
同じ規模感・ビジネスモデルの中小企業のWEBサイトでよく使われていて、評判が良いサービスを選んで間違いないです。
以下で深掘りしてみます。
WEBサーバーを判断するポイント
シンプルに以下の4点です。
- 安定性
- 価格
- サポート
- 管理画面の使いやすさ
安定性
安定性とは「いつでもきちんと稼働している」ことです。
お客がアクセスすればいつでもきちんとサイトが表示され、フォームの問い合わせをしたら正常に完了する状態です。
サーバーの安定性は、サーバー会社のサービスの質や提供されるサーバーのスペックによって概ね決まります。
価格
価格だけではサービスの質や事業にマッチするかどうかはわかりにくいですが、WEBサイト立ち上げ時には、基本的に一番下位のプラン(共有サーバー、容量100〜200Gくらい)、月額1,000円ぐらいをみておけばOKでしょう。
なお月額500円前後のサーバーは、経験則的に「安かろう悪かろう」なのでオススメしません。
サポート
サポートはこちらからの問い合わせのレスポンスのスピードや、明確な回答をもらえるかというのも重要ですが、それ以上にメンテナンスなどの最新情報を迅速にアップデートしていることがとても重要です。
このへんの情報は、利用者の多いWEBサーバーなら他の利用者がSNSやブログ等で発信してくれていることもあるので、そちらをキャッチアップしてもいいのですが、いずれにしてもサービス提供者のスピード感は肝になりますね。
管理画面の使いやすさ
社内でチームを持ってWEBサイトを運用する場合も外部パートナーに依頼をする場合も、運用効率に影響するところなので、管理画面の使いやすさは非常に重要です。
以上ですが、結局この4点から出る結論は、
- 結局実際に使ってみないとわからない
- 使う前に判断できそうなのは評判、実績、利用者数
ということなんですね。
なお余談ですが、WEBサーバーには本契約前にトライアルで使わせてもらえるところが多くあります。
しかし、これまで数多くのWEBサーバーを触ってきたとか、運用経験が豊富でもない限りは「へー」という感想で終わってしまうと思います。
オススメのWEBサーバー
中小企業ならXSERVERかmixhostのどちらかでOKです。
XSERVER(エックスサーバー)


mixhost


どちらのサービスも
- 安定性(稼働率・処理速度)
- コスパ(高性能で低価格)
- 独自SSLが無料
- マルチドメイン無制限(複数のドメインのサイトを持てる)
- 自動バックアップ機能
- WordPressを管理画面から簡単にインストール
といった特長を持っています。
ただ「どちらを選んだほうがよいか?」と言えば、個人的にはXSERVERのほうをオススメします。
その理由は、
- 管理画面がXSERVERのほうが直感的で使いやすい
- 電話サポートあり
といったところでしょうか。
私はどちらも利用した経験がありますが、スペックや価格にある程度の差はあれど、パフォーマンスに大きな差はありません。
現在このサイトはmixhostで運用していますが、XSERVERに比べるとmixhostのほうがやや上級者向きという感じですね。
なおXSERVERからmixhostに乗り換えたケースもその逆のケースも多くありますので、どうしてもイマイチだと感じている問題が解決する見込みがあるなら乗り換えるというのも手です。
その場合は外部のプロに相談して依頼をするのが一番です。
現在のWEBサイトは常時SSL(WEBページ全体の暗号化、URLがhttps://で始まるのが特長)で運用するのが標準化しています。このときにドメインごとに「独自SSL」を設定する必要がありますが、ここで紹介したサーバーでは無料で使えます。詳細はまた別記事で紹介します。
ちょっと調べたけど、いっぱいありすぎてよくわからない。どんな基準で選べばいいのか知りたいところ。