株式会社アシッドハウスの芦田 哲也です。
WEBサイトを持っている中小企業経営者の方からこんな質問を受けることがあります。
この記事はそんな疑問をお持ちの方にお役に立てるでしょう。
ファーストビューの最適化にコミットする
結論、これに尽きるでしょう。
どんなに有名で優良なサイトでも、トップページのファーストビューから大半は離脱します。
なので、トップページのファーストビューの段階で、できる限りお客の興味を引くことに全力を尽くさないといけません。
結局、以下の記事でお伝えした「ヘッドラインが最も大事」「見た目や第一印象が最も大事」ということが、トップページに関しても言えるわけですね。
『ほとんどの広告において、ヘッドラインは最重要要素だ。平均してボディコピーを読む5倍の人がヘッドラインを読む。ヘッドラインを変えただけで、売上げが10倍も違ってくることもある。』
デイヴィッド・オグルヴィ
ファーストビューの最適化の手順
- ファーストビューを改善したページを用意する
- ABテストをする
- 良い結果の方を残す
- ファーストビュー以外の要素をABテストする
- (繰り返し)
要はファーストビューとそれ以外の要素について、別個でABテストするのがポイントになるわけですね。
ABテストのツールはいろいろとありますが、まずは無料のGoogle Optimizeを使うと良いかと思います。
▶ウェブサイト、A/B テスト、パーソナライズのソリューション – Google オプティマイズ
WordPressのテーマでトップページのレイアウト変更を行う場合は、ABテストができない場合もあります。
その場合は正確ではないものの、期間を区切って効果を検証すると良いと思います。
ファーストビュー以外の要素を改善するのに抑えるべきことは?
ファーストビューがお客の興味を引くことが役目なら、それ以外の要素はアクションをさせるために繋ぐことが役目です。
世界的に有名なコピーライターであるジョン・カールトンの言葉を挙げます。
コピーライティングの文章の流れはバケツリレーだ
ジョン・カールトン
このことをWEBサイトで考えてみると、
- ランディングページの場合:ファーストビューに引きつけられたお客は、続きを読みたくなりページをスクロールする
- オウンドサイトの場合:ファーストビューで何かしらのコンテンツに引きつけられ、続きをみるためにメニューやサムネイルをクリックする
という行動に促すべきということです。
ページ上でのお客の動きを観察する
Googleアナリティクスは、外部からの流入や内部のページ遷移を数値やグラフで詳細にデータ化してくれますが、ページ上でのお客の動きはヒートマップを使うとわかります。
ヒートマップのツールはいくつかあり、お値段はそれなりにするのですが、アクセス数がそれほどないうちは無料版を試してみると良いでしょう。
▶無料ヒートマップ解析ツール User Heat : どこが読まれているか見えるアクセス解析
▶世界15万社以上導入実績、誰でも簡単にユーザーを理解してデータでビジネスを成長させるエンジン|ユーザー行動分析|ヒートマップ|ウェブ解析 | Ptengine
当サイトのヒートマップの場合
オウンドサイトだけになりますが、参考までに公開します。
PCベースですが、上記の赤いところが見事にファーストビューになっています。
PCでもスマホでもファーストビューのサイズは限られているので、程よい大きさかつお客がきちんと認識できるサイズで構成することを心がけられるとよいでしょう。
※当サイトではPC版とスマホ版で記事一覧の表示方法を変えています。