株式会社アシッドハウスの芦田 哲也です。
WEBサイトを持っている中小企業経営者の方からこんな質問を受けることがあります。
この記事はそんな疑問をお持ちの方にお役に立てるでしょう。
そもそも実際の見込客はどれほどいるの・・・?
どれぐらいかは明確ではないですがWEBサイトの流入では
- 自社のアクセス
- 競合からのアクセス
- WordPressのハッキング
これらがそれなりに多いということを疑った方が良いです。
立ち上げてから、売上も上がっていない時は特にそうでしょう。
自分のアクセスを除外する方法はないの?
PCはブラウザのアドオン、スマホはアプリを使えばOKです。
- PC:Googleアナリティクス オプトアウト
- スマホ:AdFilter
Googleアナリティクス オプトアウトは、インストールするだけで除外が反映されます。以下の動画をどうぞ。
AdFilterは「サイト別設定」に自分のWEBサイトを追加して、アクセス解析ブロックをオンにするだけです。以下の動画をどうぞ。
競合からのアクセスを除外する方法はないの?
残念ながら競合という存在を消すことは出来ませんので、防ぎようがありません。
私が10年前に務めていた会社の某競合は、IPアドレス(接続元の住所のようなもの)によってアクセスを遮断していました。
その方法はポケットWiFiやスマホが日常的に使われている今となっては全く意味がありません。
具体的にどのぐらいのアクセスがあるかは何とも言い難いところですが、感覚値として全体の20%程度は競合からのアクセスではないでしょうか。
これと同様にWEB広告(特にPPC広告)でも、競合にクリックされまくっているのが現状です。
WordPressのハッキングを除外する方法はないの?
ハッキングを試みるアクセス自体を除外することはできません。
しかし、WordPressのセキュリティ・プラグインでハッキング履歴を見ることができます。
(もちろんブロックもしてくれます)
このサイトも1日10件足らずですが、このようにハッキングのためのアクセスがなされているが現実です。
なお「ハッキングのためのアクセスにがアナリティクスで計測するのか?」という技術的な疑問もありますが、本質はそこではありません。
見込客でないアクセスが想像以上にあるという事実の方が重要です。
また日本語ページなのに、アナリティクスで海外からアクセスが目立つ場合も、まず最初にハッキング目的のアクセスであることを疑ったほうが良いでしょう。
アナリティクスのアクセス数はただの魚群探知機
実はここまで述べたことは、アナリティクスを見る上では特に大きな間違いではありません。
それよりも重大な間違いは、、、、「アナリティクスのアクセス数にとらわれる」ということです。
アナリティクスでアクセス数は一番数字が大きく目立つところですし、なんとなくお金になりそうな感を持ってしまいがちです。
しかし、そのWEBサイトをアドセンス広告にコミットしているならまだしも、ユーザー数やアクセス数は別にお金を生み出しません。
アナリティクスのアクセス数は、ただの魚群探知機のデータです。魚がいっぱいいるのと、捕獲できるのはまた別の話ですよね。
売上を上げるためには、
- コンバージョン数・率(実際の申込みや問い合わせ)
- 目的ページに遷移するリンクやボタンのクリック数・率
- アクセス数
という順番で改善していくことが大事ですので、注意が必要ですね。
早く売上を上げたい。そのためにアナリティクスの数字は何を見ればいいの?