株式会社アシッドハウスの芦田 哲也です。
WEBサイトを持っている中小企業経営者の方からこんな質問を受けることがあります。
今回の記事では、そんな疑問にお答えします。
こちらの動画で解説しております
この記事の内容は、ダイジェスト的ながら動画でもお話をしています。
要点だけ動画でさっと見たり、ラジオ的に耳で聴きたい方は以下からどうぞ。
あなたはこんな間違いをしていませんか?
それは、、、
これ、本当によくあります。
「WEBサイトを作れば、無料で検索エンジンに表示されるようになり、勝手にお客さんが入って来る」という都市伝説も健在なようで、潜在的にその考えが働いているようにも見えます。
しかし、WEBがビジネスにそれほど活用されていなかった20年近く前ならまだしも、検索エンジンやキーワード広告に競合がひしめく今では、WEBサイトを作っただけでお客が寄ってくるなんてことはありません。
つまりお客に行動をしてもらうことが生命線とも言えるわけで、WEBを事業の一つとして考えた時に、投資するべきはプロモーションです。
プロモーションというと新規客を集めることを連想しますが、その前に既存客のWEB利用を活性化したほうがいいです。以下の記事をご参照ください。
WEB構築の工程
これについて考えてみる上で、(プロジェクトによって差異はありますが)WEB構築の工程をざっくり紐解いてみましょう。
- 企画
- ワイヤーフレーム作成
- デザイン作成
- コーディング
- CMS組み込み
- テスト
- 本番公開
- ワイヤーフレーム:WEBページの骨組みと構成要素をデザイン前にドキュメント化したもの
- コーディング:WEBページを構成をHTMLやCSSといった言語で、ブラウザで表示させるためのごく簡易的なプログラミング。
- CMS:ブラウザでサイト管理ができるツール。ページの更新、サイトレイアウトの変更、動的機能の追加までできる。代表的なのはWordPress。
使うのはブラウザだけ。しかも圧倒的低コストで制作できる
前述のWEB構築の工程をご覧になって、その一つ一つは外部パートナーであっても内部チームであっても、専門家でないとできない、イコールお金がとてもかかると考えられたかもしれません。
しかし、今はそんなことはありません。
実は「プロクオリティのデザインやサイトをノースキルで作れる」ツールが数多く出てきているのです。なおかつ、コストは年間で1桁少なくなっています。
つまり極端な話、ブラウザのみで、WEBサイト制作を圧倒的に低コストで行なうことも可能になっているのです。
※ツールについては以下の記事をご参照ください。
ちなみに「企画」も不要でしょうね。
ここで言う企画とは「どのようなサイトやデザインにするか」ということなのですが、前述のツールにはテンプレートが豊富に用意されています。
WEBサイトの目的は、当然「売ること」ですので売れるWEBデザインを適用すればいいだけです。
お客が反応することがすべてですので、「どのようなサイトやデザインにするか」というより「どのようなサイトやデザインに変更していくか」というのが本質。
つまり、必要な工程は「企画」ではなく「改善」ですね。
力を入れるべきは「コピーライティング」「広告」
前述のWEB構築の工程には入っていませんが、絶対的に不可欠なものがあります。
それは、あなたのWEBサイト内で展開されるコピーライティングです。
コピーライティングは正確に言うとWEBの構築ではないのですが・・・
WEBはお客とサービス提供元をつなぐ媒体でしかありません。
コピーライティングは、言いかえると「ディスプレイに記述された営業マン」です。どの会社も売上に直結する、営業マンには時間もお金をかけるでしょう。コピーライティングも同じであるはずです。
次に力を入れるべきは広告。
広告は見込客に向けたコピーライティングですから全く同じですね。営業マンを雇うのにお金をかけるように、広告もお金をかけて然るべきものです。
理想的な予算ランキング
- 広告、ライティング
- オウンドメディア(動画・SNSも含む)
- ツール(制作系)
- インフラ(サーバー等)
※スタッフやパートナーも”投資対象”なので、力を借りる場合はケチらないこと。
今は集客という観点ではなく、見込客に対しての情報提供(Give)という使い方のほうが良いです。
なお、ツールやインフラはスペックやクオリティの割には安価になってきているのでランキングの下の方になっています。決してケチっていいということではありません、念のため。
と言う方針にしていただくのが良いでしょう。
※広告については、以下の記事もぜひご覧ください。
何に一番お金をかけたらいいんだろう?